2006年度山形大学理学部公開講座は
皆様方のおかげを持ちまして、無事終了いたしました。
ありがとうございました。


2006年度山形大学理学部公開講座

午後のサイエンス


「今年の公開講座は、5つの話題なんだね。」
「理学部5学科フルでおおくりします!
 1日目は、「受精」・「符号理論」・「アモルファス」のお話。」
「聞き慣れない言葉で、なんだかすごく難しい話みたいだ。」
「私達の生命の源ともいえる受精に始まり、次の符号理論も
 アモルファスも実は私達の生活にすご〜く身近に存在するんです。」
「2日目は環境に関するお話?」
「黄砂」と「気象現象における物理学」です。
 私達が日々の暮らしで遭遇する数々の気象現象には
 こんな重大な秘密が隠されている!
 こんな危険にさらされているぅぅ!って感じです。」
「他人事じゃないね。これは聴きに行かなきゃ!!」

 対象:市民一般,大学生,高校生 100名まで
(事前に申し込みが必要です.下記参照)


スケジュール
第1日

6月17日(土) 13:00〜17:00

場所:

山形大学小白川キャンパス理学部先端科学実験棟4階大講義室

13:00〜13:10:

開講式

13:10〜14:10:

講義

「受精の神秘」
森澤 正昭(もりさわ まさあき) 生物学科 教授

14:20〜15:20:

講義

「符号理論入門−デジタルの数学−」
原田 昌晃(はらだ まさあき) 数理科学科 助教授
15:30〜16:30: 講義
「今、アモルファスが面白い!」
臼杵 毅(うすき たけし) 物質生命化学科 教授

16:35〜17:00:

研究室見学(希望者のみ)

17:00:

初日日程終了

第2日

6月24日(土) 13:10〜16:30

場所:

山形大学小白川キャンパス理学部先端科学実験棟4階大講義室

13:10〜14:10:

講義

「「黄砂」を春の風物詩とよんで良いのだろうか?」
柳澤 文孝(やなぎさわ ふみたか) 地球環境学科 助教授

14:20〜15:20:

講義

「気象現象における物理学」
長坂 慎一郎(ながさか しんいちろう) 物理学科 教授

15:25〜15:35:

閉講式修了証書の授与

15:45〜16:30:

懇親会(希望者のみ)講師を囲むティーパーティーです

16:30:

全日程終了


講義内容
「受精の神秘」
森澤 正昭(もりさわ まさあき) 生物学科 教授

 数十億年も前に単細胞生物で始まり、長い年月を経てカイメンやクラゲに始まる多細胞生物に受け継がれ、現在の私たち人類に至っている、宇宙の中の神秘の一つ「受精」について、分かりやすく解説します。

卵に引きよせられるニシンの精子
「符号理論入門−デジタルの数学−」
原田 昌晃(はらだ まさあき) 数理科学科 助教授
 現在、身近な色々な場面で用いられているデジタル通信には、数理科学の一分野「符号理論」が深く関わっています。少々の誤りであれば正しい情報に訂正して伝えることを可能にする「符号理論」を分かりやすく解説します。
  2次元バーコードの例
「今、アモルファスが面白い!」
臼杵 毅(うすき たけし) 物質生命化学科 教授


 
 
 
 「アモルファス」という言葉はあまり知られていませんが、実は私たちの身の回りに数多く存在し、利用されています。ガラスもそのひとつです。そんなアモルファス物質の不思議な世界にご案内します。







写真(上):アモルファスの正体も追究できる世界先端研究施設SPring-8の内部
写真(下):これがアモルファス??
「「黄砂」を春の風物詩とよんで良いのだろうか?」
柳澤 文孝(やなぎさわ ふみたか) 地球環境学科 助教授

 春に九州で見られる現象だった「黄砂」は、2000年以降、東北地方でも見られるようになり、さらにアメリカ大陸に達する大規模な「黄砂」や、秋の「黄砂」も出現しています。沙漠化や地球温暖化と関係していることが分かってきたこの「黄砂」についての最新の研究成果を紹介します。

蔵王の樹氷に含まれている黄砂粒子
「気象現象における物理学」
長坂 慎一郎(ながさか しんいちろう) 物理学科 教授

 


  ”山形の夏はナゼ暑いのか””樹氷はナゼ蔵王にできるのか”、30年ぶりといわれる”12月〜1月の日本海側の大雪のナゾ”を、これら雄大な気象現象と机上の実験とを結びつけるカギを探りながら紹介します。





写真(上):山形大学から見た東蔵王連峰。雁戸山に白い雲が張り付いて動かないように見える。
写真(下):蔵王の樹氷。樹氷は蔵王や八甲田などの限られた地域でのみ見られる。

募集定員
対象
募集定員
申し込み
市民一般,大学生,高校生
100名
参加するには,事前に申し込みが必要です

受講料(テキスト代込み)
対象
受講料
受講料のお支払い方法
市民一般,大学生
2,000円
郵便局で納入できます
高校生
500円
郵便局で納入できます

申し込み方法
申し込み方法

1.講義案内を請求して申し込む方法:下記問い合わせ先に,電話や電子メールなどで講座案内をご請求ください.講座案内には「払込取扱票」が付いていますので,必要事項を記入の上,最寄りの郵便局でお申し込み下さい.通信欄に,職業または在学学校名・学年を,金額欄に市民一般,大学生の方は受講料2.000円を,高校生は500円を記入してください.また,今後の連絡の便宜のために,電子メールアドレスをお持ちの方はご記入下さい.「払込取扱票」は,一人一枚ご使用下さい.また,講座案内は遊学館,公民館などでも配布しています.

2.郵便局にある「払込取扱票」で申し込む方法:講座案内が手元にないときは,郵便局にある「払込取扱票」を利用できます.通信欄に,職業または在学学校名・学年を,金額欄に市民一般,大学生の方は受講料2.000円を,高校生は500円を記入してください.また,今後の連絡の便宜のために,電子メールアドレスをお持ちの方はご記入下さい.口座番号には「02260−7−92478」,加入者名には「国立大学法人山形大学」とご記入下さい.「払込取扱票」は,一人一枚ご使用下さい.

申し込み期間

2006年5月8日(月)〜6月9日(金)

受講者への通知

先着順に受け付け,受講証(はがき)をお送りします.公開講座当日,お持ち下さい.定員を超えた場合は受講料を返却いたします.

問い合わせ先

〒990-8560 山形市小白川町1-4-12
山形大学理学部公開講座担当係
TEL:023-628-4505
受付時間 午前9時〜午後5時(土曜および日曜は除く)
e-mailでのお問い合わせは
こちら


2006年度山形大学理学部公開講座実行委員会