●放射線取扱主任者(第1種・第2種・第3種)について
放射性同位元素や放射線を利用した種々の技術は、自然科学系の専門分野のみならず、
工業、医療など多くの分野で基本的な技法の一つとして確立しています。
こうした状況の中で、放射性同位元素や放射線を有効に利用していくためには、
利用者が放射線に関しての正確な知識をもち、安全な取扱いを心がけることはモチロンのこと、
利用者や関係者は放射線管理を十分に行うことが必要不可欠です。
その放射線管理が十分に行われるように「助言・指導・監視をする役目」が、放射線取扱主任者です。
主任者資格には、試験に合格して取得できる第1種と第2種と、講習のみで取得できる第3種があります。
第1種は、放射線発生装置、非密封の放射性同位元素、施設検査の対象となる大量の密封された
放射性同位元素を扱う施設の主任者資格です。
第2種は、施設検査の対象とならない密封された放射性同位元素のみを扱う施設
の主任者資格です。
第3種は、極少量の密封された放射性同位元素のみを販売する販売業などに必要
とされる主任者資格です。
●試験について
毎年1回、8月下旬に実施されます。
試験の課目は、第1種は、5課目(物理、化学、生物、物化生の混合、管理・測定技術、法令)です。
第2種は、3課目(物化生の混合、管理・測定技術、法令)です。
試験の方法は、全課目択一式問題、マークシート方式です。
各科目ごと60点以上の正解がないと合格は難しいと言われています。
●放射線取扱主任者試験 参考書一覧
○発売元 :通商産業研究社
○発売元 : 日本アイソトープ協会 http://www.jrias.or.jp/
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